フルタイムで働いていて、教育実習やる時間なんてないと思ったけど、全然できました!社会人だけど、日本語教師養成講座興味あるけど、教育実習がネックだなと思っている人に参考にしてもらいたくて書きました。
教育実習の日程とカリキュラム
大まかにはこんな感じ。
教程1~11(3時間)
教程1~2は、オリエンテーションで教育実習するにあたっての準備等
教程3~11までは生徒さんが来てくれます。でも、実際の授業は、3時間のうち、90分のみで、その前後は、生徒さんがいないので、授業準備や振り返りの時間としていました。
みんなの日本語からどの課を担当するか決めて、教えます。教育実習をする先生たちは、自分を含めて7人くらいでした。
この日程全てを一人で教えるわけではなく、担当回があり、その時に自分で教える形でした。他の先生の授業を見れる機会もないので、他の先生のいいところは吸収できるので、とてもいい機会でした。また、こういう質問があったら、どう答えるのが適切だったのか?などお互いの意見を交換し合えるので、対面授業でよかったと思いました。
外国人の生徒
生徒数は、全体で8人でした。国は、本当に様々でした。
アメリカ
オーストラリア
メキシコ
中国
韓国
台湾
生徒さんは、日本語能力試験 N4-N3は、ありそうな感じだったので、全く日本語がわからない人に教えるわけではなかったので、とてもやりやすかったです。その反面、この教育実習は、日本語初級向けのクラスで、私たち(先生)が初級を教えるようになることを目的としてるため、自分たちのためにも、生徒さんの日本語力に甘んじないようにする必要がありました。
生徒さんは、モデルスチューデントとしてアルバイト的な感じで来てくださっているようでした。
日本語能力試験とは?
日本語を母国語としない人たちの日本語能力を測定し、認定するための試験で、国際交流基金と日本語国際教育支援協会が運営しています。これを受けることによって、自分の日本語能力を測ることができるだけでなく、日本で仕事をする上で色々とメリットがあります。(高度人材に対する優遇制度があって、N1もしくはN2を持っているとポイントが付与されるなど)
N1が一番難易度が高く、N5は、一番易しいものとなっています。日本人の私でもN1受かるのかな?w 日本人でも満点を取るのが難しいと言われているようです。
教育実習参考にしたもの
参考書
「みんなの日本語初級I」←講座開始するときに、全員買います。
「みんなの日本語初級II」←同上
「日本語おしゃべりのたね」←講座始める前に、旦那と日本語の勉強をするときに参考になるかと思って買っていました。今回の教育実習の教材づくりにも参考になりました。
その他
ネット社会なので、ネットで検索すれば結構出てきます。
Youtube 「みんなの日本語 X課」「たことがある」と入れれば、結構出てきます。
Googleで同じようにキーワードを入れて調べる
「みんなの教材サイト」:https://www.kyozai.jpf.go.jp/kyozai/top/ja/render.do;jsessionid=8EEE9E6A00579C3F5F27C4F856AC750D
教え方は、だんだん自分のスタイルで!
基本は、下記の流れで行います。
導入→基本練習→応用練習
もちろん上記の基本の教え方をしつつ、他の先生の授業を見ていると、それぞれ個性があっていいなと思いました。最初は、実践でやったような授業にしていましたが、ちょっとアニメの要素を入れたり、生徒さんに受けそうなロールプレイにしたり、工夫しました。自分が生徒だったら、聞くだけじゃなくて、発言がたくさんあって、楽しい授業だったらいいと思うので!
気をつけたこと
普通形と辞書形の違いはなんなのか?自分でわかっていないことは、教えられないので、準備の段階で疑問に思ったところは、事前に調べるようにしました。
生徒の様子をちゃんと伺う。
著作権法に触れないように教材をつくる。プリントにするのは、生徒の数までなど。
結果、対面の授業は面白い!
講座の集大成になるのがこの教育実習でした。今まで学んできたことを発揮できたと思いますし、外国人学習者の立場になって、考えることが多少はできるようになったと思います。何より、対面の授業が楽しかったし、生徒も楽しくで答えてくれたのが本当に嬉しかったです。